ガソリンタンクの腐食

昔から色々トライして来たのですが、完璧な予防方法って

なかなかみつからず結局樹脂コーティング&断熱材で落ち着いてしまいました。

まず、普通に使い続けていくとどうなるか御覧ください。

素性は、個人で最低限メンテナンスをしてた方のZX-10のタンクに

穴が開いて交換したのを検証するからと貰い受けた物です。

内部を覗くパッと見状態の良いタンクに見えますが

燃料入れてる側から燃料漏れするとの事です。

花さかG等の暦は無しだそうです。

切開してみました。

上側は錆び一つ無く、状態の良いタンクと勘違いしますね

下側は悲惨な状態です

エンジンの真上にあるので大半は熱による結露が原因でしょう

サイドスタンド保管で一番低い位置になる燃料コック付近の腐食が激しいです

奥側もかなり腐食してます。

燃料が空の状態の時時々水抜き剤やアルコールで中和してから給油してれば

もう少しマシだったかもしれません。

ピンホールが見えます。

この他にも多数穴が開いてました。

  

GSのタンクや、ローリにも水が混入するので結露だけが

原因では無いので定期的に燐酸処理してたのですが・・・

何度も処理してる内錆びやすいコック付近の板厚が痩せてきてました。

後今までの経験上冬場保管時必ず結露するので燃料を完全に抜いて保管する為に樹脂コーティングしました。

錆びは元々無いので、アルカリ洗浄液で完全脱脂だけです。

POR-15と言うシーラーでコーティングして

嫌湿性で失敗例を結構見ましたんでアルコールと、強制乾燥で念入れしました。

回数は3回塗りです。

3回塗ると、シーム溶接の隙間も完全に埋まり

燃料コック穴より低い部分も埋まり、燃料コックの穴が一番低い位置に来るので

結果水がたまりずらくなります。

こうすると次は燃料ポンプの腐食に注意です。

完全にメンテナンスフリーにはなりませんが

これで長期保管時はガスを抜いて空にして保管出来る様になりました。

しかし、夏場冬場関係なく走ると如何しても燃料の残量が

少なくなると、結露しやすいので断熱することにしました

これは効果テキメンでした

走った後給油口を空けるとムワッと湿気っぽい空気が

出ますが、施工後は皆無です。

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