PLX DM-5

便利な時代になったもので、昔NekoのAF700等恐ろしく高価い空燃比計で

ないと、お話にならなかった空燃比計がいまや5万以下で手に入る時代です

しかも当時せいぜい8ビットの演算能力や手動公正だったのに

いまや、32ビットで大気公正も自動

更に恐ろしい事に、後継のDM-6なんか3万以下

体感任せに、トルクの立ち上がりが〜

なんて言ってる場合じゃありません(笑)

TDMRのセッティング作業の為に即導入しました

マフラーの新品予備が有るのでそれにボスを付けて付け替える事にしましょう

計測機器なんで、電圧変動は天敵です

なので、バッテリーから直に電気を引き、更に定電圧安定化電源も間に入れました。

これでオルタネーターの変動に左右されず常に13Vをキープします

あ、そうそう、これ秋葉原、秋月電子で300円でした

セッテングが済んだら取り外し予定なので

バンク角もまぁこの程度なら許容範囲内です。

BOSHのワイドバンドセンサーサマサマです。

これが大量生産された御陰で今日の値段になった様な物です。

あ、コノセンサー、油、水蒸気、水厳禁です

一発死亡します。(一つ葬りました)

必ず先に空燃比計の電源投入しセンサーのヒーターの暖気してから、エンジンを始動です

エンジン弄って、油の白煙が出そうな場合、取り外して煙が出なくなってから装着です

相変わらずデリケートです。

で、走行開始早々、どうすれば良いか直ぐにわかりました

まるで暗闇の中手探りで歩いてたのが高照度LEDライトで照らしたみたいに

とは良く言った物で・・・

基本理想の空燃比計は、14.7が理想で完全燃焼するらしいんだけど

やっぱりそのへんだとアイドリングが不安定なんで13後半ぐらいで落ち着きました

それで、全開は出力空燃比って言われる12.5辺りを目指して詰めて行きました

  

何が苦労したかって、ジェットの類を入手するのが一番大変でしたね(笑)

何処に行っても在庫なしで結局注文。

当初から流通に難アリのMikuniさん。

でも、セッティングはだいたい1〜2回変更するとドンピシャでました。

アイドリングで中のシールリングとVシールが暴れると

隙間からエアー吸って空燃比が不安定になるけど、

まぁご愛嬌。

冬にセッティングが始まって翌年の冬にようやく終わりました

なんせ四季があるんで・・・(笑)

大体、空燃比1に対してMJの番手10番変動して

四季で180番から165番まで使います

ニードルも、SJも、AJも加速ポンプのタイミングも、ストロークも弄ります。

こんなに弄るの初めてです

なんせ、目に見えるんで楽です

今まで乾電池の電圧を電極舐めて電圧予想してたのに、サーキットテスター手にしたみたいです(笑)

でパワーチェックしてみました。

何時もお馴染みの須田さんの所で。

綺麗にカーブがでましたねー

あ、因みにダイナモと実走だとMJワンサイズから2サイズぐらい濃い方向にずれます

パワーチェック中空燃比見てたんで・・・・

個室と屋外の違いで気圧と気温の問題でしょーねきっと。

でもこの時FCRより遅く感じたんですよTMRの装着の時の方が・・・

伸びがイマイチ無いと言うか、下からドカンって感じで

噂に聞いてたTMR特有のドンツキも気になります

ありゃりゃ、やっぱりと言うか、下が10馬力程上がってました。

ドンツキはFCRと比べてスロットルのレバー比等他にも原因があるんだけど、これじゃあね。

例えるならドカンとでて中間少し伸びて、おしまいみたいな感じでしょうか?

ソロソロって走り出して、高回転域はグーンと何処までも伸びる仕様が好みの俺は

街乗りは楽なんだろうけど、俺的に乗ってて面白く無い仕様です。

下はこんなに要らないんで、低回転域を削って、上に盛る作業に入ります。

ハイカムです。

今既にヨシムラST-1が入ってるので更に作用角の大きいカムを入れる事にしました

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