メーターケース作成

ミニフライス盤が来て、ソコソコ加工にも自信が付いた所で

少し難易度の高い物を作ろうと思い、前々から気になってた物を作ろうと着手しました。

しかしまだまだ腕は未熟なので後戻り出来る物からと言う事で

コイツのケースを作ろうと思います

バイク乗りならもう定番のヨシムラメーター。

2種類の温度計と発電の異常を早期発見できる電圧計に何かと便利な時計といった便利機能満載のメーター

しかし固定方法は大抵はメーターパネルにマジックテープで固定か

良くてアルミ板を曲げたステーで同じくマジックテープで固定してると言ったちと粗末な方法

前々から「車の芳香剤じゃないんだから固定方何とかならんかな?」と考えていました

真っ先に思いついたのは箱型のケースを作成してそれ自体ステーにしてしまおうと言う

発想事体は単純なものなんですが・・

全部削り出しとなると話は別でもう大変です。

材料も失敗分も計算に入れると、マトモに材料購入してたのでは財布がパンクしますので

某オクにて正体不明の残材を購入。

大きさが、50センチ前後の厚さ5センチの5000番台のアルミ板の残材です

残材なので当然安く3000円程度でした。

何の残材かは不明ですがバイクの部品にはまだまだ取れる所沢山在ります。

予想はしてたんですが、重量も20Kg近く在りもうバンドソーで切り出すだけでももう大変な騒ぎでした。

何が大変って、5000番台は軟らか過ぎてバイメタルのバンドソーのブレードに切り子が詰まって止まってしまうんです

ジュラルミンならそんな事無いんですがネェ

誤算でした。

因みに5000番台は溶接可能素材だったりしますので今後も何かと使い道が在りそうです。

切り出しまた偉い騒ぎだけど・・・・(笑)

バンドソーで苦労の末切断の後6面を削り出し大体のケガキ線を入れます

この赤い部分の内側を26mm程四角く掘り込んで行くのですが・・・

ほんま、あんなミーリングマシンでマトモに出切るかチト不安になって居たりします。

まぁなるようになるでしょう

全部が全部フライスで作業やってたのでは効率が悪すぎですので

粗切削はボール盤で蜂の巣状にバンバン穴開けて行きます。

このボール盤もZX-10同様長い付き合いの末、改造されまくってます

精密級ベアリングに始まり、本体より高価なユキワ精工のキーレスチャック、ハンドル交換・・・・・

買った当初の使い勝手に比べたら相当良くなってます。

バイスも序に簡易浮き上がり防止構造

このボール盤できる限りの穴を開けた後フライスで切削します。

この方が結果的に早かったのです。

なんで知ってるかと言うと・・・・・

実はこの状態の物を2個作ってたりしたからです。

1個目は全部フライスで削り込んで見たんですがもうかったるくて・・・・・

で当然2個目は少し工夫した次第です。

今まで造作物でマトモに一発で決まった試しがなかなか無かったので一応2個作っておきました

オートバイの部品はあまり妥協したくないので予想で多分1個目でマトモなもの出来ないと思います。

今度はトップブリッジに固定するステー部分の切削に入りますが

この大半の部分は使わないので大まかにバンドソーで切断して行きます。

職業用フライスやCNCなら全部ミーリングでも良いのですが小型のしかもDIY用の工作機械では

手順を工夫しないと何時まで経っても作業が進まないので・・・

何とかプロトが出来ました。

ちと肉抜き過ぎたなと思い2個目は少し肉抜きを減らす事にします

横の穴は肉抜きと言うより、メーターを取り出すときに裏から押し出す為に開けました

肉抜きが無い状態で底面をマジックテープで固定し外そうとしたら大変な騒ぎだったので・・・・(苦笑)

あとステー部分の傾斜も少し浅いのでもう少し傾斜を付けた方が良さそうです。

ステー取り付けステーの位置もキーシリンダーに干渉してたのでもう少し右寄りに改善した方が良さそうでした。

やはり2個作って正解でした(苦笑)

で此れが2個目の完成品です

2個目はいきなり完成ですが、同じ手順で作成してます。

正面の肉抜きを廃止しし、傾斜を気持きつくしステー位置を気持右寄りにしてみました

アルミ板ステーのときは曲げて調整できたんですけどねぇ・・・・

削り物だとそうも行きません。

横から見た感じがこんな具合です

スペース的にキチキチなので採寸検討はかなり難儀しました。

これでかなりしっかり固定できました

見た目もアルミ板の時に比べ全然良くなりました

これが完成した時点で道具(フライス)の方の不具合も判って来たので

暇見て改善したいと思います。

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