ZXR750R KYB with OKUMURA
ME
今でこそ、オーリンズのストリート用リプレイスフォークがスタンダードになってしまってますが
当時はそんな物も無く、フロントを弄るのはせいぜい相性ヤマカンでオイルの銘柄変更とスプリング交換程度
後は本物のレース用を入れてる人も居ましたがメンテナンスや仕様変更どうしてたんでしょうね?
せいぜい、ホモロゲーションモデル等のSP仕様のフロントサスを純正流用するまで
それを更にチューニングするって手法は当時かなりマニアックでした。
運良くフルチューニングのフォークを中古で買えてノーマル入れ替えた時はカルチャーショックでした
今から見れば設計が古いフォークですけど、MEシングルレートスプリングも入って十分な乗り味の違いが有りました
外側は目に見えてわかりますが、中はリバルビングと言うチューニングが施されてます
チューニングの要です。
ピストンスピードの速い時と遅い時の減衰特性を分けると言う事をすることで
突き上げの無い腰のある足に仕上げてます
ZXRのカートリッジはカートリッジ初期のモデルで設計が古くまだそんなバルブなど備えてませんでした
せいぜいレンコン状のピストンがあり、その穴の通路を通すか塞ぐか程度です
なので、レーステックの積層シムタイプのゴールドバルブを入れてました
その後の2世代目以降のカートリッジフォークは簡易的ですが積層シム式で、そのままリバルビングで
チューニング出来るみたいですが、リプレイスダンパーピストンでリバルビングした方が更に性能的に良いみたいです
ただ、当時はまだ減衰の庄側しかラインナップがなく伸びが純正加工チューニングだったみたいで限界がありました
後に、最新のリプレイスカートリッジに交換するチューニングを施します。
暫く使ってたら、オイル漏れとコート剥げが酷くなって来ました
結構なお値段になりましたが外観共に気に入ってたので、再コーディングに出しました。
インナーパイプ再メッキ&イオンプレーティング
アウターブラックカシマコート、と言う感じです。
剛性は高いのですが倒立フォークの宿命です
どうしてもこの部分に力が集中してしまいます
丁度1G沈下の所で走行してる内擦れてコーティング&メッキが薄くなってしまします
正立はインナーパイプは減りませんがボトムケース内面の方が摩耗します。
コーティングに疑問も有りましたが、車重や、フロントのバネレートや
レバー比(基本的に1:1)、ストローク(ロードは110〜130mm)を考えればフリクションは馬鹿にならないみたいです。
対費用だけで考えれば、オーリンズの正立が今は良いですね。
ただ、STDもチューニング次第でどうにでもなりますので、外見クラシカルで中身最新鋭なんて選択もできます。
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