ポート研磨
ボアUP、クランク軽量などは先立つ物が掛かるので
エンジン開けて先ず思い付くのがポート研磨じゃないでしょうか?
昔散々やって来ました。
ZX-10のノーマルポートです。
コレ見ると手入れたくなっちゃいますよね。
今のエンジンヘッドで4基目です。
当初は時間もあったのでスゲー頑張ってました。
ZX‐10ベースのエンジンヘッドでした
この後ポート拡大等も思いつきましたがその前にこの次の代のZZR1100ヘッドを
検証したのですが、ポート直径もバルブの直径も大きかったので
ZZR1100ベースでやったほうが早いと言う結論になって以降ZZRヘッドをベースで研磨しました
燃焼室はZX-10の方がコンパクトなんで、圧縮比は稼げますが、そんな物は
面研や、ピストン交換した方が早いです。
難易度で言えば、曲がりくねってる排気ポートの方が面倒臭かったです。
ポートの形状は変えずに表面を一皮研磨するだけのライトな物です。
当然、燃焼室研磨や、バルブの研磨、容量計測なんかもやりました
何か変わる事を信じてすげーがんばっちゃいました。
で、今は、鋳肌を軽く機械加工で落としただけのヘアーライン仕上げの簡単な処理だけで済ませてます
これからやろうと企んでる方の夢を壊すのもなんなんですが、、
水冷ニンジャ系とZX系しか経験ありませんが
ノーマル比とではエンジンレスポンスは変わってもそれ以上は違いに大差ありません。
ポート壁に燃料云々と言う理屈もあるでしょうけど、吸気系の最終形態の
インジェクション、良く考えて見て下さい。
インジェクターは吸気工程で開いてません。
バルブが閉じてる排気、圧縮工程間に燃料噴射し、気化した所で初めて吸気してます。
剥離も流速もへったくれもないです。
閉じてる吸気ポートに向かって噴射して一回溜め込んでるんですから。
色々やる尽くした末、自分である程度自己満足でやる分には良いと思いますが
お金を出してやって貰うとなると、そんな所に費用掛けるぐらいなら
ハイカムの度数変更や、キャブレターの口径UPに費用掛けた方がいいんじゃないかと思います。
面白いですけどね、ポート研磨は。
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