Mikuni  TDMR40-D6

  

ZX-10に乗ってて、何度かトライしたダンドラTMR

キャブボディが摩耗らない&ハイパーノズル&プランジャ式加速ポンプに惹かれ注文まで行き着けますが

過去に2度程導入挫折してます。

確か2000年頃とその2〜3年後位

理由は、まぁ色々ありましたが、一番でかかったのはセンターリンク化出来なかった事

そう、ダンドラTMRはスロットルワイヤーのプーリーが端にあるサイドリンクなんです

たまにダンドラTMRでセンターリンク見かけますが聞くとYZF1000等のピッチ変更流用等

元々センターリンクのTDMRラインナップも有るみたいなんですが、聞いた時には既にYZF用は廃版

ピッチが共通のZZR用も残り少ないとの事を聞き、ヤケクソで注文。

ZX-10はタンクに干渉して、サイドリンクだと非常に体裁が悪いです

選択は2つ、タンク加工するか、TDMRを加工するかでした。

タンク加工はWebで先駆者の方のを時々事例拝見しましたが、俺的に却下。

で、今の改造技術なら綺麗に出来るだろうと踏んで導入しました

用意するもの。

  

ZRX用ホリゾンタルTMR40(笑)

じゃぁ最初からコレつけろよって突っ込みも入りそうですが

降坂や減速時なんかでオーバーフローするかもよ。。

との事(当時付けられないかMikuniに問い合わせ済)

ジャンク価格で買った屋外放置か何かであちこち固着しまくってるモノ

予備のベアリングレールやスライドバルブも欲しかったし

今回は部品取りなんで問題なし

色々組み合わせたら何となく形になっちゃいました

で、ここで色々問題が分かりました。

ボディがFCRと違ってTDMRとTMR全然別物なのね・・・(汗)

そりゃ、センターリンク化してくれる所無いはずだわ。

先ず、センターに移したプーリが、ボディと干渉する

その次、加速ポンプ駆動ノブの向きと長さが合わない

その次、元々端に有ったプリーを撤去した後

飛び出してたスロットルシャフトが無意味に飛び出る

しかもシャフトに焼きが入ってやがるんで加工は超硬の刃物でないと加工が出来ねー

TMR用はベアリング位置の違いの関係で短くて付かねー

センターリンクにしたら、全開ストッパーが無くなった!

チョークノブどーすんの?

アイドリングアジャストワイヤー短過ぎ。

TMR用リターンSP長すぎて付かない、TDMR用は逆巻きだ。

等々・・・

正直、仮組みしてはみたものの、頭イタくなって来ました(悩)

セッティングで悩むなんて可愛いモンです

なんせ取り付けで既に困ってます

結果から言うと、FCR、TMR、TDMR、ワンオフパーツ合作で全部地道にやっけて行きました。

何が大変かって、全開ストッパー考えて作るのが大変だったかな?

  

これ無いと全開にした時ボディにスライドバルブが引っ掛かってスロットル戻らないのよ(怖)

ストッパーはA2017の30mmの丸棒をこの形状になるまで旋盤とフライス盤ひたすら回し続けました

リターンSPはFCR用の奴が合いました。

製作物のチョークノブも無事取り付け完了。

一見不格好に見えるんだけど、これ丁度ガソリンコックの脇にノブが来るんです

当初は純正みたいにワイヤーで構想したんだけど、セッティングでの付け外しの際

シンプルな方が良いと思って。

2個イチの賜物です

アイドリングアジャストワイヤーはFCR用のロングとTMR用を2個イチして解決

    --

車体に付けて始動チェックです

ここまでくればもう後は楽勝です。

初めて始動してアクセル煽った感想は、FCRより応答性が良いですね。

後は同調を軽く取って、ジェッテングです。

この先の続きは空燃比計PLX DM-5でお話します

BACK