大径クラッチマスター
今ではZZR1400の流用が主流ですが
当時はZZR1400は未だこの世にでてすらなく、大径クラッチと言ったら
wheelieが代名詞でした。
純正より2mm強ボアが広がり、パスカルの原理で軽くなる仕組みです
ラジアルマスターを先に入れてたのでクラッチがきり切れなくなる恐れも有ったんですが、
組んでみたら大丈夫でした。
特に工夫も無く其のまま組んでましたが
どうもZX系のプッシュロッドと相性が宜しく無いみたいで
6年間使ってOH時期に来たので序に人手間掛けてみました。
その宜しく無い所ってーのがまぁクラッチの切れる位置が
50〜100回に1回ぐらいの割合でえらく奥で切れる時があるんです
割合的にはあんま気になりませんが大して大掛かりじゃ無いので改善です

全体の構成がこんな感じで、本体以外ピストン等のシール類は純正流用です
流用=ZX系専用形状じゃないんで、ピストンの形状とプッシュロッドの形状から
不具合がありました。
GPZ900R系はプッシュロッド形状が偶然ですがそのまま不具合なしで組めすが、
クラッチの容量的にZZR系より元から軽い気がします。
ピストン側のプッシュロッドが入る穴の形状が
穴ぼこ状になってて、更に奥が球状になってます
ロッド側は其の円柱形状なんでちょいと宜しくないです
それと、ボールにすることで純正同様にレリーズシリンダーのセンターと
プッシュロッドの微小なセンターずれの吸収の役目を果たします
(クラッチレリーズの取り付け時の誤差やクランクケース製品のバラつきにより完全にセンターが出ない)
プッシュロッドがレリーズピストンのセンターにぴったり嵌ってストロークする構造だと
センターずれが起きた状態でレリーズピストンが動き続けるとシリンダーの
片辺りよる変磨耗が起きます。
片側を半球形状に加工すれば良いんですが、ZZR系のプッシュロッド
磨耗対策で熱処理済みで加工が少し大変なんで・・・

丁度なサイズのスチールボールなんぞを入れてみました
丁度純正形状と同一です↓
ここ、フローティングにしておかないとロッドも微妙に回転して
なおかつグリグリ押されるんで、座りが変化してしまうんです
序にフローティングすることによりロッドの奥の部分の磨耗も防げます
が・・・実はZX-10までは熱処理がされてないのでロッドが変磨耗してました
以上の理由で、
当時も少し気になってましたが、それより軽くなる方が気が行って気にしてませんでした
たまーに座りが悪い時クラッチの切れが悪くなって、タッチが変わってエンスト
なんて事がありましたので、「あぁやっぱりね」程度で気にしてませんでした。
スチールボールが入った分少し長さを詰めました
ひょっとしたら丁度良い長さのプッシュロッド純正流用であるかもしれんが
自分の環境的には加工の方が早かったです
スチールボールが追加されてます
OHなんでピストン等その他も新品で交換しました
スチールボールが圧入じゃないんで組む時落ちる恐れあるんですが
グリスも充填しますし
オイルシールも、ダストカバーも付くんでそんなに整備性変わんないです
もうチョイ早く対策しとけば良かったかなー
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