リアキャリパー交換
本来は対辺17mmの六角棒から作りたかったのですが
手持ちの材料が無いのと旋盤の長さとチャックの能力の関係で
とりあえず手持ちの15φの丸棒から作って観る事にします
納得が行かなければ旋盤のチャックをグレードUPすれば良いだけなので先に試作を兼ね作る事にした
しかし形がイマイチだったのとねじ込み部分の肉厚が2.5mmしか確保出来ないので
不安が残ります。大抵強度不足だとはネジ部に縦に亀裂が入りボールジョイントとロッド本体がすっぽ抜け
トルクロッドが壊れてキャリパーが観覧車大回転状態になってからでは被害が甚大ですので
やはりもう一回り大きく高強度の六角棒から削り出す事にします
それと買っておいたバンショーボルトが少々長かったので2mm程短く加工する事にします
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手前に見える緑色の機械は「卓上コンター」(バンドソー)と言う切断機で、中で帯状の刃物が一定方向に回転していて
大抵の物はバリバリ切ってくれる頼もしい機械です
これが無いと50φの長いアルミの無垢棒なんかはサンダー等でけたたましい音とアルミ粉を巻き上げながら切るか
永遠と手ノコで切る事になります
切断能力は50φのアルミ無垢棒で大体1〜2分と言った所です
音も僅かで夜作業するのにも問題無いレベルです
工具店のエアコン撤去のバイト代としてボロボロの奴を頂きその後レストアした物です
これが例の単働四爪チャックです
貫通穴が22mmで爪が各々バラバラに動くので大抵の物は咥えられます
価格は12000円也
外注出すか、これを買うか少々迷いましたがこれは後に使う事が多々在るはずなので此方を選びました。
若干外注より高く付いた気がしますが使わなければ売っぱらえば元は取れるし
当然市販物のトルクロッドではぴったりの長さの物はありません
先行投資で暫く置いておく事にします。
使う機会が無ければドナドナ予定です
今度は六角棒にての加工です素材はA7075で強度も肉厚の余裕も申し分ありません
四爪チャックを旋盤にセットして、両端にネジ穴を作りロッドのセンター付近の肉抜きに掛ります
肉抜き部の仕上がり径は11φ仕上げます
切削部分が鏡面になるのは7075材の特徴です2017材とかでは切削しただけでは余り輝きません
その後緩いテーパー削りをします
テーパー削りの角度は出来るだけ緩い角度で鉛筆の先の様に削る事にします
急な角度の物は市販品でもよく見かけますのでどんな感じになるか験しにやってみる事にします
削り終わって仕上がりの状態です
この後軽くバフ仕上げの後、反対側も同様の加工をします
この時単動チャックと22mmの貫通穴が役に立ってきます
出来上がりです。
下の奴は元になる材料はトガシエンジニアリングさんで1m1400円です
使った量は切断代含んでも40cmでしたので実質500円程度でしょうか?
7075と言う比較的高級な材料に関わらずこの価格、市販のパーツの殆どが加工費なのが判ります。
両端にピロジョイントをネジ込んで完成ですトルクロッドらしくなってきました。
これら各パーツを仮組みします
車体側のジョイントカラーは元のトルクロッドの幅からピロジョイントの幅を差し引いた
数字で寸法が出ます、丸棒から穴を開けて切断するだけなのでココでは省略します
組み付けた状態です
各部寸法、クリアランスが図面通りに収まってるか測り確認します
大した内容では無いですが、何度も図面上で検討しただけあって一発で決まりました
気になるブレーキボルトと、キャリパーサポートとのクリアランス
当初通り6mm在り問題在りません
この後エアー抜きをして油圧レシオに問題が無いか確認します
続く
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